ここでは、本物と贋物の区別がつきにくかった物や珍しい事例を、紹介します。
尚、遭遇した場所と時期は記しません。
これは、[XXXに行けば贋物が買える]という不心得者を牽制する為です。
日本国内においては、贋物を本物と偽って売買する事は先ずありえないと思います。
しかし、海外では、詐欺まがいの怪しい商品に遭遇する確率が高いので注意が必要です。
モデル名
オメガ ムーンフェーズ&ポインターデート
私、騙されました!
偽造内容
1、シーマスターのケースを使用。
2、シーマスターのムーブメント、Cal.500と501を二個一。
3、ダイアルやムーンフェーズを自作。
ポインターデートやムーンフェーズは完璧に機能する。
これで、贋物でも1万8千円はお買い得か?
贋物が発覚した理由
ケアーズという、家の近所の時計屋さんに、OHを依頼したところ、
[改造品ですよ]と教えてもらった。やはりプロは違うね!
おそらく、香港の時計師が、腕試しに作成されたと思われる。
趣味でトールビヨンの時計を作ってしまう人がいる香港だから、
この位の改造は朝飯前なのかもしれない。
[オメガのページ]にも掲載。
モデル名
CASIOデジアナ(Gショックではない)
偽造内容
ダイアルにはCASIOと銘打ち、アナログとデジタルが同居。
まさか、Gショック以外のCASIOの贋物があるとは…。
贋物が発覚した理由
アナログのムーブメントが[手巻き式]だった(^○^)/。
贋物とは言え、買えば良かったと、少々後悔している。
この時計以来、デジタルと手巻きが同居した時計は
見つかっていない。
(ご存知の方、是非メール下さい)
モデル名
オメガ スピードマスタープロフェッショナル
アポロ11号二十周年限定モデル
偽造内容
スピマスプロのノーマルモデムに二十周年モデルと酷似した刻印を打って、
[二十周年モデル]と偽って販売([APOLO XI 1969]と刻印)。
時計自体は中古のスピマスプロを使用していた。
贋物が発覚した理由
1、刻印の[APOLLO]のスペルが[APOLO]と間違っていた(お馬鹿さん)。
2、刻印を打ってあるケースの厚さが、限定モデルよりやや厚かった。
時計はオリジナルで、刻印を偽造して付加価値を付けようとしたもよう。
モデル名
ROLEX DAYTONA 手巻きモデル
偽造内容
ケースはTUDORクロノグラフを流用(ROLEX社製)、
ダイアルは本物のDAYTONA用(ROLEX社製)、
ムーブメントは、バルジューCal.72を使用。
(オリジナルはバルジューCal.72をROLEXがカスタマイズして使用)
贋物が発覚した理由
1、TUDORクロノグラフとDAYTONAのケースは酷似しているが、
ベゼルのタキメーターが異なる。
2、ムーブメントにROLEXの刻印が無い。
レベルの高い贋物だった。売人は最後まで[贋物ではない]と言っていた。
確かに、オリジナルと同様の部品構成だが…。
モデル名
ROLEXバブルバック フーテッド 14金製
偽造内容
ムーブメントは本物を使用
本物と酷似した文字盤とケース
贋物が発覚した理由
1、ケースとムーブメントが微妙に干渉する。
2、ケースの仕上げが荒い(塩酸で解けなかったので14金のケースの素材は本物)。
3、売人が怪しい。
モデル名
ROLEXエクスプローラI ボーイズサイズ
偽造内容
Rolex Airkingのケースとムーブメントを使用し、
文字盤に[ROLEX EXPLORER][PRECISION]とリダン、
ハンドはベンツ針に換装。
贋物が発覚した理由
売人が教えてくれた。
[上海に、製造工場がある]とのこと。
モデル名
ROLEX 1680赤サブ
(SUBMARINERと赤く表記した1970年代のモデル、通常モデルは白で表記)
赤サブは普通の白サブと比較し、10万円以上は高価である。
偽造内容
本物のROLEX 1680但し、SUBMARINERの表記は、元は白であったのを赤く塗っている。
贋物が発覚した理由
赤い塗料がはみ出していた(ーー;)。
時計自体は1680でコンディションは良く、値段も安かったが、
姑息な手段に幻滅して購入しなかった。
尚、赤サブの贋物には以下のタイプがありますので注意して下さい。
1、SUBMARINERを赤く塗る。バックは黒なので、はみ出しても目立ちません。
2、SUBMARINER部分のみリダンし、赤サブにする。
3、文字盤を全部リダンする。
4、赤サブのダイアルを、赤サブ以外のサブにつける(ダイアル1枚約2万円です)。
モデル名
ブライトリング クオーツのクロノグラフ
偽造内容
本物と酷似した文字盤と皮ストラップ、
クオーツのクロノグラフムーブメント(Swatch?)
クロノグラフ機能完備
インダイアルが 2, 6, 10 時配置
贋物が発覚した理由
店員が[これはオリジナルではないよ]と教えてくれた。
危うく、[安い本物]と勘違いして購入するところであった。
信用できない店や人からは購入しないことが鉄則です。